香りを決めるのは焙煎
試してみよう!
浅煎り | ライト(約10分) | うっすらと焦げ色がつく程度。香りも十分とはいえない。 |
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シナモン(約12分半) | 全体が褐色に。香りも少し出てくる。 | |
中煎り | ミディアム(約15分) | 色は茶褐色。いわゆるアメリカンコーヒーといわれる軽い味わいに。 |
ハイ(約16分) | 日本で最もポピュラーな煎り方。喫茶店で用いられることも多い。 | |
シティ(約17分超) | コクのある中煎りを好む方に人気。 | |
深煎り | フルシティ(約18分超) | 中深煎りともいわれ、アイスコーヒーなど向き。 |
フレンチ(約19分超) | カフェ・オレをはじめとしたヨーロッパコーヒーに向いている。 | |
イタリアン(約21分〜22分) | エスプレッソ用に。 |
グラインドは、味わいの大きなポイント
試してみよう!
粗挽き | パーコレーター |
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中挽き | コーヒーメーカー |
ネルドリップ | |
サイフォン | |
細挽き | サイフォン |
ペーパードリップ | |
ダッチコーヒー |
コーヒーの入れ方いろいろ
ドリップ
その特徴と味わい
さまざまな抽出方法があるコーヒーですが、香りやまろやかさを出すのに最も適しているといわれているのがドリップです。
この抽出方法は1763年にフランスのドンマルティンが発明したとされ、その後、ヨーロッパやアメリカでも金網や布でこしてコーヒーを入れるようになったとのこと。
その際、コーヒーのしたたる様子から「ドリップ」と呼ばれるようになったともいわれています。
ネル布やペーパーでこすのが一般的ですが、紙製フィルターを使うペーパードリップは失敗が少なく初心者にもおすすめとされています。
サイフォン
その特徴と味わい
蒸気圧を利用してコーヒーを抽出する器具「サイフォン」によって入れる方法。
19世紀前半にイギリスで考案されたのが初めとされ、初期器具は2つのポットを横に並べた形状。現在のような縦型が考案されたのは20世紀に入ってからのことだそう。
その仕組みはこう。
下部のフラスコの水を沸騰させると、蒸気圧でコーヒーの粉がある上部のロートに上がります。
コーヒーの成分が湯に侵出されたところで火をはずすと温度が下がってコーヒー液が下部のフラスコに。サイフォンは安定した味わいが楽しみやすいといわれていますが高温で抽出するため苦みが出ることも。そのため、適した豆選びがポイントになってきます。
エスプレッソ
その特徴と味わい
日本でもすっかりお馴染みになったイタリアのエスプレッソ。蒸気圧で一気に抽出するこのコーヒーは、強い酸味と苦味、香りが魅力で、イタリア人はエスプレッソがないと生活が成り立たないといわれるほど毎日の暮らしに浸透しているそう。
強いコーヒーというイメージがありますが、ネルドリップの4倍の速さで抽出されるせいかカフェインの含有量は意外なほど少ない。
本場イタリア式では、小さなデミカップで飲むのが一般的で1杯は約70mlほど。
砂糖を入れ泡をつぶさないようにさっくりとかき混ぜて飲みます。さらに付け加えるならば、1杯を3口で飲むのが「通」だといわれています。
コラム 初めてでも失敗しないペーパーフィルターで入れるコツ
1.セットしたペーパーに粉を入れそっとお湯を注ぐ
1杯あたり10gのコーヒー粉を入れ(その際、粉が平らになるようドリッパーを軽くゆするといい)、 粉全体にお湯がまんべんなく行き渡るようらせん状にそっと注ぎます。
※ペーパーの底と横のシール部分は折って強度をアップ!
2.約20秒ほど蒸らす
注いだお湯がサーバーに数滴落ちると、コーヒーのおいしい成分を抽出するため約20秒ほどおきます。全体が蒸れてきたら粉がふっくらと膨らみます。
3.残りのお湯を注ぐ
人数分の残りのお湯を円を描きながら注ぎます。まず中心から小さな円を描き、次第に広げて「の」の字を描くように繰り返します。
※お湯を注ぐときペーパーに直接お湯がかからないように!
4.コーヒー液がサーバーに落ちきるまで待つ
コーヒー液がサーバーに落ちきったら抽出の完了。この時フィルターの内側についたコーヒーの粉が均一の厚みで壁のようになっていれば上手に入れられた証です。
※抽出に時間をかけすぎると酸味や苦味が出過ぎるので注意!
アレンジコーヒーをマスターしよう
カフェ・オ・レ
フランス語でコーヒーとミルクという意味があるカフェ・オ・レ。
深煎りのコーヒーと温めたミルクを半々で注ぐと出来上がり。大ぶりのマグカップや取っ手のないカフェオレボウル(碗)で飲みます。
キャラメル・マキアート
深煎りのコーヒ−100cc程度、フォームド・ミルク70cc、キャラメルシロップ20cc(市販のもので OK)を用意し、キャラメルシロップ、ミルク、コーヒー、泡の順に層を作るように注ぐと完成。
カプチーノ
イタリアでコーヒーといえばエスプレッソですが、もっとマイルドなコーヒーをという方にはカプチーノ。
エスプレッソコーヒー100ccに対して泡立てた牛乳(フォームド・ミルク)60cc、シナモンシュガー少々を目安に。
※シナモンシュガーは、シナモンパウダーとグラニュー糖を1:3の割り合いで混ぜるとよい。
陰陽珈琲
世界中の食材や調理法が行き交う香港では、個性的なメニューが多い。
なかでも紅茶とコーヒーをミックスさせて楽しむ陰陽コーヒーはその極めつけ。
作り方は、店によってさまざまですがよく作られているのはカフェ・オ・レのようにコーヒーと紅茶を半々で割り、ミルクを加える方法。
ネルドリップに紅茶を注いで抽出するという方法も時々見かけます。香港へは古くからインドネシア産のコーヒー豆やインド産の紅茶は入ってきており、そのうちグレードのあまり高くないものを有効に活用したのが始まりではないかといわれています。
知っ得MEMO
コラム デザインカプチーノの描き方レッスン
ハートの書き方
1.エスプレッソをカップにゆっくり注ぎ、上からココアパウダーを振り掛けます。
2.少しカップを傾けて一気にフォームド・ミルクを注ぎます。
3.全体が7分目ほどになったら中央に割って入るようにピッチャーを動かすとかわいいハート形になります。デザインカプチーノでは、注ぎ口が尖ったピッチャーが便利。
※楊子の先にココアパウダーをつけてミルクの白い部分に絵や文字を書いても楽しい。
4.かわいいハートが出来上がり!
材料[1杯分]
エスプレッソ…70ml
フォームド・ミルク…70ml
ココアパウダー…少々
おいしいコーヒーは体にもおいしいんです。
より健康効果を実感するには…
・できるだけ砂糖やクリームを加えずに
※カフェ・オ・レはOK。低脂肪、低温殺菌牛乳を温めて使いましょう。
・できるだけ浅煎りコーヒーを
※カフェインやクロロゲン酸は、生豆に多く含まれており、深煎りより浅煎りの方が2倍
・入浴、運動の30分前に飲む
※コーヒーの成分が体内にあるときに体を動かすと、より代謝が促進されます。
・食後に飲む
※コーヒーには消化促進効果もあるため、食後に飲むと大きな効果が期待できます。